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  • 【稲作レポート】第5回「稲刈り」
    【稲作レポート】第5回「稲刈り」
    一年間の稲作、畑作などの農的体験を通じて内なる感性を磨き、創造力に磨きをかけていく学科です。
    稲作プロジェクト 稲刈り

    9月3日(土)、4日(日)両日で実施
    (3日参加:12名、4日参加:14名)

    どんより曇る空を何度眺めたでしょうか、これほどまでに天気予報を気にしたことはありませんでした。台風という自然の産物に対し、人間はなす術がないのだなぁとつくづく思い知らされた今回の稲刈りでした。

    夏の暑い日ではあったのですが、晴天ですがすがしい、そんな日曜日に来週の稲刈りのために田んぼに下見に行きました。生長した黄金色の稲穂が風にふかれる様はなんて美しい・・・私たちが蒔いた種が充分に生長したことに感激し、早くこの生長ぶりを皆さんと共有したいと逸るココロをおさえながら、稲刈りの日(8月27日(土))を迎えようとしていました。

    しかし、大型台風の発生!
    関東直撃は免れましたが、台風の影響で田んぼに水がたまり、コンバイン(稲や麦を刈り取りながら脱穀する機能を備えた農業機械)が使用できないため、当初予定していた27日(土)の稲刈りは延期と決定。
    小川さんと稲作運営チームで再度日程の件で話し合い、なるべく皆さんに参加していただくために9月3日(土)、4日(日)の両日に実施ということになりました。
    稲刈りの日程も決定し安堵したのもつかの間、暗雲がたちこめます。またも台風が、それも2つも日本に向かってくるではありませんか。
    稲はもう充分に育ちすぎているため1日でも早く稲刈りをしたほうがいい状況の中、再度日程の延期はありえません。祈るような気持ちで台風の行方を見守っていました。願いが通じたのか前日には台風は日本を抜けていき、稲刈りの実施に明るい光がさしこめてきました。

    9月3日(土)、生暖かい強風と時折の雨は残っていましたが、曇りのお天気。参加者の皆さんと乗用車2台に乗り込みいざ東京を出発。現地待ち合わせの方も含め、12名で稲刈りです。
    さぁ、田んぼに向かいます。途中まわりを見渡すと倒れた稲が痛々しく、台風の爪痕を感じます。



    私たちの田んぼに到着。
    倒れている稲もありましたが、大半は大丈夫。


    まずは倒れている稲を刈り、そして田んぼの周りの稲を少しずつ刈っていきます。

    皆さん、しっかり稲をつかんで鎌を力強くひいていきます。最初はなかなか上手に刈れませんでしたが、小川さんに見本をみせてもらいつつ、稲を刈る"コツ"をつかんでいきました。




    午前中しっかり稲を刈り、新嘗祭にお供えするために個々の稲束も作り、稲刈り作業を終了。



    近所の農家の方からの差し入れのスイカを美味しくいただき、スイカ割りまでして楽しむヒトトキとなりました。



    翌日の9月4日(日)、曇り時々晴れのお天気。稲刈りの2日目は14名の参加。
    一同バスで向かいます。いつものように小川さん宅で着替えをし、いざ田んぼへ。


    昨日と同じように小川さんからの指示を受け、皆さん一緒に稲を刈っていきます。


    午前中の作業とはいえ、太陽の日差しは刺すように強く、ひと刈りごとに汗が吹き出します。


    力強く育った稲たちは本当に逞しく、自然のチカラに驚き、そして喜びを感じました。




    それぞれに稲束を作ったあとは、稲を刈ると同時に脱穀までしてくれる素晴らしく高性能なコンバインの登場です。


    あっという間に田んぼの稲が刈り取られていきました。


    すっきりした田んぼを皆さんと眺め、ホッとし、達成感のようなものを味わいつつ田んぼを後にしました。


    3月から開始したこの稲作プロジェクト。田んぼを整備し、種を蒔き(田植えをし)、追肥をして、成長した稲を刈り取る。蒔いた種は私たちの"可能性"であり、刈り取る(収穫する)ことはその可能性を"カタチ"にすること。一年の稲作の中での稲刈りは私たちにとって大きな意味を持っています。


    皆さんのご協力のおかげで、波乱の稲刈りが両日とも無事終了しました。ココロから感謝いたします。天候という最も思い通りにならない自然を相手に、自然の脅威にあまりさらされない都会の生活に慣れている私たちにとっていろんな学びのある機会だったのではないかと思っています。

    "稲作"とは人と自然が共に協働する事で命の糧をつくり出す事。


    「自然とは折り合いをつけてやっていかなきゃいけないんだよ」
    台風後の田んぼを眺めつつ、小川さんの言葉は深くココロに響きました。

    この稲作プロジェクトは小川さんご夫妻、農家の方々のご協力なしでは成り立たちません。あらためて皆さんに感謝しつつ、千葉をあとにしました。


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